30代妻の遺体を勤務先の焼却炉へ…犯罪心理学の教授「場当たり的、逃げることもできなかった」法医学教授「死因特定は厳しい」裁判で殺人罪の立証は困難か 旭山動物園死体損壊事件

北海道旭川市の旭山動物園の焼却炉に妻の遺体を運んで焼却するなどしたとして、死体損壊の疑いで動物園に勤務する市職員の鈴木達也容疑者(33)が逮捕された事件。 なぜ勤務先の動物園で遺体を焼却したのか。どんな心理状態で勤務し続けたのか、犯罪心理学の専門家に聞きました。 ■“犯行後も勤務”心理状態は? 東京未来大学(犯罪心理学)出口保行教授 普通は山の中に持って行って埋めたり、海中に沈めるという方法論を考えるが、そういうことを考える余裕すらなかったと思われる。 とっさに思いついたのが焼却炉で焼却してしまうということだったと思う。 計画性が高い犯罪であれば逃走して自分のアリバイを作ることができるが、今回はいろんなことが場当たり的に行われ逃げることもできなかった。 勤務は普通に続けるしかなかったというところじゃないか。 逃げ出してしまったらまず疑われるのは自分、それによって事件が発覚してしまう。 かなりの緊張の中で毎日を過ごしていたと思う。 ■焼却炉から遺体の一部発見“焼かれた遺体”DNA鑑定は? 堀内大輝キャスター) 今回逮捕の決め手になったのが、焼却炉の中から妻結衣さんの遺体の一部がみつかったということです。焼かれた遺体からどんな情報がわかるのでしょうか? 東北医科薬科大学医学部法医学教室 高木徹也教授 核DNAというのが一般的に身元特定に使われているDNAですが、まず一つの細胞に数が少ない2つくらいしかない、あとは非常に熱とかの変性に弱い。 人体の中で一番頑丈な硬組織、硬い組織は“歯”なんです。 構造的にも非常に熱や化学物質にも強い。 今回身元が特定できたとなると、もしかしたら核DNAが採取できたのか、あとはミトコンドリアDNA鑑定を行ったのか。 死因の特定は無理。非常に厳しい。そうすると裁判をいわゆる“殺人罪”で維持できるか、私たちも手助けできない立証できないと思っている。 堀内キャスター) 任意の調べで鈴木容疑者は妻の殺害もほのめかしていて警察は殺人の疑いも視野に捜査を進める方針です。

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