コンサートチケットの闇取引によって、なんと71億ウォン(約7億円)もの利益を得た組織的なダフ屋の手口が明らかになった。 韓国で5月4日に放送されたMBC every1「ヒドゥンアイ」では、不正マクロ(自動購入プログラム)と巧妙な手口によってチケットを高額転売した組織の実態にスポットを当てた。 「ヒドゥンアイ」は、チケットの不正販売の中心人物が逮捕される現場を公開。警察は中心人物を含む16人を検挙。検挙された組織員16人は、業務妨害および公演法違反の疑いで立件された。 犯罪規模を考慮すると、中心人物3人は懲役2~4年の実刑を受けると予想され、海外に逃亡した開発の1人は国際指名手配され、追跡中だ。 彼らは単にチケットを買い占めて転売するレベルを超え、徹底した分業システムを構築していた。不正マクロプログラムを開発する開発班から、販売、中間・最終流通担当まで役割を分担し、組織的に動いていた。 クォン・イルヨン氏は「想像以上に衝撃的な規模だ」とし、犯罪者たちが2022年10月から今年1月にかけて、有名アイドルのコンサートチケットを3万枚以上大量に確保し、販売していたと伝えた。 確保したチケットは定価の3~4倍が基本で、人気公演の場合は数十倍にまで跳ね上がった。実際にG-DRAGONとBLACKPINKの20万ウォン(約2万円)台のチケットが数百万ウォン(数十万円)で売れ、SEVENTEENの公演チケットはなんと25倍もの高値となる500万ウォン(約50万円)で取引されたケースもあった。彼らは一部のチケットを外国人のダフ屋に横流しして大量に転売させる手口で、総額71億ウォンに上る利益を得ていた。 犯行手口はますます巧妙化している。予約者とチケット所有者が同一人物かどうかを確認するために身分証の確認があるが、彼らはIT企業勤務の経験を活かし、偽の身分証アプリを自ら制作した。肉眼で見ても見破ることができない、身分偽造プログラムを稼働させたのだ。 セキュリティシステムが強化されると、今度はAIを利用してより高度なマクロを開発して対応した。さらに1,000人以上が集まるグループチャットを作り、マクロの使い方を伝授し合い、警察の取り締まり状況をリアルタイムで共有しながら捜査網を巧みに逃れ、衝撃を与えた。