【AFP=時事】ナイジェリア国家保安局(DSS)は、軍の食事が貧相だと批判する動画を投稿したインフルエンサーを起訴した。 インスタグラムと中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」で62万(3)000人以上のフォロワーを有し、「ジャスティスクラック」として知られるインフルエンサーのチディエベレ・ジャスティス・マーク被告は先月、マイドゥグリに駐留する兵士とのチャットのスクリーンショットを映した動画を2本、自身のソーシャルメディアアカウントに投稿した。 北東部の都市マイドゥグリは、17年にわたるイスラム過激派の反乱の中心地であるボルノ州の州都だ。 動画の一つには、プラスチック製のボウルに入った少量の米、粉ミルクとチョコレートの小袋、肉片、卵1個、そして「嘔吐物」と表現されたスープが小さなボウルに入っている様子が映っている。 兵士たちは20年近く続くイスラム過激派との戦いの中で、劣悪な環境と装備について不満を訴えている。 マーク被告は、動画に映っている写真は現役兵士から送られてきたものだと説明している。 5日にAFPに送付された4月付の裁判所文書の中で、国家保安局の弁護士は、問題の動画の内容を「虚偽」と断じ、「恐怖と治安の乱れを引き起こす可能性が高い」と主張した。 マーク被告の罪状には、「迷惑、悪意、憎悪を引き起こす目的で」動画を投稿したことなどが含まれている。 マーク被告が逮捕された先週末、軍は同被告とチャットしていた兵士らを「拘束」したと発表した。 軍のアポロニア・アネレ報道官は、マーク被告が「兵士らを扇動して不満をあおっていたようだ」と述べた 国連の統計によると、ナイジェリア北東部では2009年にイスラム過激派による反乱が始まって以来、4万人以上が殺害され、約200万人が家を追われた。【翻訳編集】 AFPBB News