郡山市熱海町の磐越道上り線で、マイクロバスがクッションドラム(緩衝設備)やガードレールに衝突するなどして北越高(新潟市)の男子生徒1人が死亡、17人が重軽傷を負った事故で、バスを運転していた新潟県胎内市、無職の男(68)=自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで逮捕=が今回の事故の数カ月前から複数回事故を繰り返していたとみられることが8日、捜査関係者への取材で分かった。 男は逮捕前「曲がりきれなかった」との趣旨の説明をしたとされ、捜査関係者は、男がクッションドラムに気づくのが遅れた可能性もあるとみて調べている。また、県警によると、男は旅客運送が目的の車を運転するのに必要な「2種免許」を持っていなかった。 県警は8日、同容疑でバスなどを手配した新潟県五泉市のバス運行会社「蒲原(かんばら)鉄道」を家宅捜索した。捜査員らは午前8時ごろ、社屋に立ち入った。敷地の外からは、捜査員が書類やファイルなどを入念に確認し、茂野一弘社長に聞き取りをする様子が見られた。捜索は約9時間に及んだ。 県警は無許可のバスで営業運行した道路運送法違反の容疑での立件も視野に、男と同社を捜査する方針で、押収した資料の分析を進める。