殺害後も「1人でやった」京都南丹の養父 裏山、カバン、靴…捜索装い白昼転々運んだ遺体

京都府南丹市で市立園部小5年の安達結希(ゆき)さん=当時(11)=が殺害された事件で、殺人容疑で再逮捕された養父の安達優季(ゆうき)容疑者(37)=死体遺棄容疑で逮捕、処分保留=が結希さんの遺体を移動させる際、行方不明とされていた結希さんの捜索を装って外出していたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。 安達容疑者が遺体を計4カ所に移動させ、結希さんの通学かばんなどを捨てた経緯も詳細が判明。殺害や遺体の遺棄は「1人でやった」と供述しているという。 京都府警は8日午後、捜査本部のある府警南丹署から京都地検に安達容疑者を送検した。 府警によると、安達容疑者は死体遺棄容疑を認め、殺人容疑についても「両手で結希の首を絞めて殺しました」と認めているという。 捜査関係者によると、安達容疑者は結希さんを殺害した後、家族に「(結希さんを)捜しに行ってくる」と自宅を出ていた。捜索を装って遺体を運搬したとみられる。 ■遺体を複数カ所に移動させる「異常」 府警によると、安達容疑者は3月23日朝、結希さんを車に乗せて学校近くまで向かった後、自宅方面に引き返し、自宅の北西約2キロの公衆トイレで結希さんを殺害。帰宅前に自宅近くの裏山(図❶)に結希さんの遺体を一時的に遺棄した。 その後、翌24日にかけて遺体をいずれも同市内の小学校から北西約3キロの山中(❷)と、小学校と自宅の中間地点にある山中(❸)の順に遺棄した。その場で同日から数日間のうちに、かばんとスニーカーを持ち出して車に保管し、かばんを❷、スニーカーを❸にそれぞれ捨てた後、遺体は最終的に小学校から南西約2キロの山林(❹)に遺棄していた。 遺体はいずれの場所でも屋外の地面に放置し、埋めたりはしていなかった。かばんは夕方から夜にかけて捨てた一方、遺体の運搬やスニーカーの投棄はいずれも日中に実行していた。 捜査幹部は一度遺棄した遺体を複数カ所に移動させた点について「(これまでの事件では)記憶にない。異常と捉えるのが普通だ。いろんな心理状態があったのだろう」とする。 府警は4月13日に遺体を発見し、安達容疑者を同16日に死体遺棄容疑で逮捕。京都地検が今月6日、同容疑について処分保留とし、府警が同日、殺人容疑で再逮捕した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加