「問題のすり替えが酷い」声を震わせ、目をしばたたかせる場面も…磐越道バス事故で高校が2度目会見も部活顧問の“被害者アピール”に批判噴出

5月6日に福島県郡山市の磐越自動車道で、新潟市にある私立北越高校の男子ソフトテニス部員を乗せたマイクロバスがガードレールに衝突した事故。高校生など21人が死傷し、バスを運転していた若山哲夫容疑者(68)が過失運転致死傷の疑いで逮捕された。 若山容疑者は調べに対し容疑を認め、“速度の見極めが甘かった”などと供述しているという。いっぽうバスの手配をめぐり、バス運行会社・蒲原鉄道と高校の主張が食い違いを見せている。 「蒲原鉄道は6日夜に開いた記者会見で、高校側から“貸し切りバスではなく低コストなレンタカーの手配を依頼された”、“ドライバーも紹介してほしいと依頼された”と説明。なお、ドライバーはバス会社の従業員や関係者ではなく、営業担当の“知り合いの知り合い”だったとのことです。 しかし高校は7日夜に開いた記者会見で、蒲原鉄道の主張を真っ向から否定。男子ソフトテニス部の顧問が営業担当に、“人数・発着時間・行先などを伝えて貸し切りバスの手配を依頼した”、“遠征終了後に代金を支払うことになっていた”と説明していました」(全国紙社会部記者) 責任の所在が定まらないなか、学校側の対応はさらなる波紋を広げることに――。 「この度は生徒を安全に引率すべき立場にありながら、このような惨事を防げなかったこと、責任を重く感じております」 10日夕方に学校が開いた2回目の記者会見で、神妙な表情でこう語ったのは現場責任者である男子ソフトテニス部顧問・寺尾宏治教諭。蒲原鉄道の営業担当・金子賢二氏にバスの手配を依頼した当事者とされているが、改めて同社の主張を真っ向から否定したのだ。 寺尾氏は当日の経緯について「私は運転手とは面識はなく、このときが初対面でした」とし、自身がバスに同乗しなかったことをこう明かした。 「私は当初、バスに同乗する予定でしたが、 生徒全員が乗り込み、荷物を積んだところ、出入り口付近まで荷物があり、私がバスに乗り込むことが難しいと思ったことと、馴染みのない場所なので現地で車があった方が便利だと思い、自分の車で移動することを生徒と金子氏に伝え、自分の車に向かいました」 その上で「いま振り返ると、私がバスに同乗しなかった、この判断が誤りであったと思います」とコメントし、後悔の念をこう口にしていた。 「朝、運転手と会った際は特に変わった様子は感じませんでしたが、今回の事故後に、事故を起こす前から運転手の運転が正常ではなかったとの話を聞き、私がバスに同乗していれば、運転者の異変に気づき、運転を止めさせるなどして事故を防ぐことができたのではないかと思っています」 手元の資料を読み上げていたためか、始終、俯きながら説明していた寺尾氏。だが、自らの判断が誤りだったと反省の弁を述べる場面では、声を震わせ、溜息まじりに目をしばたたかせる姿も見受けられた。 いっぽう寺尾氏によれば、金子氏には過去に何度もバスの運行を依頼していたとのこと。その上で「私が金子氏に対して、費用を安く抑えたいからレンタカーを手配してほしいと依頼したことはありません。また運転手の紹介を依頼したこともありません」と、改めて蒲原鉄道の主張を否定していた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加