【バス事故】事故直前に生徒が「死ぬかも」と送信 容疑者は2週間で3回の事故 修理をした会社が免許の返納をすすめていた《新潟》

北越高校の生徒など21人が死傷したバス事故で、乗車していた生徒が事故の直前に「死ぬかも」という趣旨のメッセージを保護者に送っていたことが、わかりました。事故を起こした容疑者はこの2週間で少なくとも3回の事故を起こしていて、車の修理をした会社が免許の返納をすすめるなど、事故前のやりとりを語りました。 こちらは5月6日、新潟市中央区にある北越高校の近くに設置された防犯カメラの映像です。映っていたのは1台のマイクロバス。 時刻は午前5時半ごろ…北越高校を出発した男子ソフトテニス部員を乗せたバスとみられます。 5月6日に福島県の磐越道で発生したバスの事故。北越高校の男子ソフトテニス部員を乗せたマイクロバスがガードレールなどに衝突。 北越高校の生徒など21人が死傷し、このうち稲垣尋斗さん・17歳が亡くなりました。 この事故でバスを運転していた胎内市の無職、若山哲夫容疑者・68歳が過失運転致死傷の疑いで逮捕されました。 こちらはバスを借りたレンタカー会社近くの防犯カメラ。 午前4時半すぎ、北越高校の生徒を乗せる前のマイクロバスの姿が。 若山容疑者が運転していたとみられます。 このバス・・映像から、対向車線に大きくはみ出して走行していることがわかります。 そして午前5時半すぎ。 北越高校の男子ソフトテニス部の部員20人を乗せ福島県に出発しました。 当日朝の様子について北越高校の男子ソフトテニスの顧問は。 北越高校 寺尾宏治顧問 「私が朝運転手と会った際は、特に変わった様子は感じませんでしたが、今回の事故後に事故を起こす前から運転手の運転が正常ではなかったとの話を聞き、私がバスに同乗していれば運転手の異変に気づき、運転をとめさせるなどして事故を防ぐことができたのではいかと思っています」 会見では、若山容疑者が事故の前にも危険な運転を繰り返していたことが明らかに。 北越高校 寺尾宏治顧問 「事故を起こす前もトンネルにぶつかってこすっていた。休憩した時に車の片側がぶつかって」 バスの走行中に身の危険を感じた生徒たち。 事故の直前、動画を撮影し、保護者に「死ぬかも」という趣旨のメッセージを送っていたことが捜査関係者への取材で新たにわかりました。 若山容疑者は磐越道で事故を起こす前にも頻繁に事故を起こしていました。 修理会社オーナー 「ちょっと歩くのが遅いかな。ああいう風になった人たちは特有のぶつけ方をする」 こう話すのは若山容疑者の車の修理を請け負っている会社のオーナーです。 オーナーは若山容疑者と、およそ15年前から付き合いがあり、これまでにも車の修理を請け負ってきました。 修理会社オーナー 「ここから(店から)出るときも、右からも左からも(車が)来てるのに、ビューと出て行ったりして、急ブレーキかけられたり、クラクション鳴らされたりしてたんですよ。この運転ではとてもまた必ず(事故を)起こすなと思っていました」 オーナーによると若山容疑者は磐越道での事故を起こす前、2週間で少なくとも3回の事故を起こしていたといいます。 修理会社オーナー 「自分の車を2,3回ぶつけても私が代車を貸してあげた、その代車もまたぶつけて来ますので、実際、3台自分の車の事故」 こちらは、5月1日に若山容疑者が運転していた軽自動車です。 フロント部分が大きく破損し・・ボンネットは変形し折れ曲がっています。 修理会社オーナー 「神林(岩船港)インターチェンジの付近で事故ってしまいましたと言って」 こちらはその時、若山容疑者が起こした事故の映像です。 数台の車が止まる中に、同じ軽自動車があるのがわかります。 車の中には若山容疑者でしょうか…電話をしている人の姿が確認できます。 短い期間に何度も事故を起こしていた若山容疑者に、修理を請け負ったオーナーは免許の返納をすすめていたといいます。 修理会社オーナー 「新発田警察署にも、免許を更迭できないのか、必ず大きい事故が起きるからと言っていたけど、私たちにはその権限はないですと言われました。1日の夜に連絡があって、免許証を返納することにしましたって、若山さんから直接電話があったときはほっとしたんです、本当に」 しかし・・オーナーは今回の事故をニュースで知りました。 ショックを受けたといいます。 修理会社オーナー 「気の毒で気の毒でしょうがない。 子どもが亡くなったのが。免許を返納すればまず運転しなくとも済むわけだしああ良かったと思ったんですけどね」 事故を繰り返し、周囲からは免許の返納もすすめられていた若山容疑者。 若山容疑者は運転ができる状態だったのか、警察が健康状態も含めて捜査を進めています。

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