SNSでネットショップの経営を持ちかけ、男性から1000万円以上を騙し取ったとしてベトナム国籍の男女2人が逮捕されました。 島根県警出雲警察署によりますと、特殊詐欺の疑いで逮捕されたのは、共にベトナム国籍で東京都に住む無職の男(26)と無職の女(23)です。 2人は他の何者かと共謀して、6月下旬から7月までの間に、島根県在住の60代男性からネットショップ経営の商品仕入れ代金名目で、7回にわたり計1151万円を振り込ませてだまし取った疑いが持たれています。 被害にあった男性が、7月10日に「ネットで知り合った人物からネットショップの経営を勧められ商品の仕入れ代金としてお金を何回か振り込んでしまい騙し取られた」と警察に相談し事件が明らかとなりました。 男は3日にネット上の副業を装いお金を騙し取るなどした詐欺、窃盗の疑いで逮捕、女は8日に他人名義のキャッシュカードを使って現金を引き出した窃盗の疑いで逮捕されていて、余罪を調べる中でこの事件にも関与していたことが明らかとなり再逮捕しました。 共犯事件のため警察は2人の認否を明らかにしていません。 警察は「匿名・流動型犯罪グループ」いわゆるトクリュウの組織的な犯行とみて、さらに余罪など詳しい調べを進めています。