日野町事件 第2回三者協議 検察は方針明かさず

42年前に日野町で起きた強盗殺人事件で、服役中に死亡した阪原弘さんの再審=裁判のやり直しに向けた第2回の三者協議が19日、大津地裁で開かれました。検察側は、有罪を立証するかどうかを明らかにしませんでした。 この事件は、日野町で1984年、酒店を経営していた当時69歳の女性が殺害され、金庫が奪われたものです。強盗殺人の罪で逮捕・起訴された阪原弘さんは、裁判で無罪を主張していましたが無期懲役が確定。2011年、服役中に75歳で病死しました。 阪原さんの遺族は、再審=裁判のやり直しを請求し、2回目の請求で今年2月、最高裁で再審開始が確定しました。 19日、大津地裁では、再審開始に先立って行われる裁判官と検察側・弁護側による2回目の三者協議が非公開で行われました。再審開始に向けては、検察側の対応が焦点となっていますが、弁護側の会見によりますと、検察側は阪原さんの犯行を証明する有罪立証をするのかについて、前回と同様、方針を検討中とし、次回の協議で明らかにするとしました。 阪原弘さんの長男・弘次さんは会見で「こんな長い時間をかけて再審が確定してもなお時間を延ばすというその方針には私は納得することができない。えん罪被害者を早期に救済するというつもりが彼らにはないんでしょう、怒りすら覚える」と話しました。 なお大津地検の萩原良典・次席検事は、「現在、本件に関する一切の記録を改めて慎重に精査し、検討しているところであり、再審にどのように対応するかの方針は決まっていない。再審公判が迅速に行われるべきことは十分認識しており、精査・検討を鋭意進めた上で、次回の打ち合わせでは方針を明らかにしたい」とコメントしています。 なお次回の三者協議は、6月19日に開かれる予定です。

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