巨人の山口寿一オーナーが26日、東京都内で取材に応じ阿部慎之助監督の辞任について語った。シーズン途中での不本意な形での指揮官交代という事実に直面し、約30人の報道陣の前で「大事な試合の最中、重大な事件を起こし、皆さんを心配させて申し訳ございませんでした」と胸中を述べた。 阿部監督とはこの日の午前中に面会し、辞任の申し入れられた。「阿部前監督からは巨人の監督の名を汚してしまった。本当に申し訳ないということで、辞任の申し出がありました。涙ぐんでましたね、本人がね。ただ、暴力は許されないことであって、私も監督を続けることは許されないと考えておりましたので、その辞任を受け入れるという経緯です」と話した。 現役時代は強打の捕手、引退後は巨人のコーチ、監督として一時代を築いた。だが、シーズン途中の監督辞任は球団初めてのことだ。「娘さんが書かれた手紙を私も読みまして、そこに書かれている内容が事実その通りであろうと私は考えておりますけれども、だからといって暴力を振るったと、そして逮捕されたという事実は消すことができない。監督の暴力というのは非常に重い出来事でありますので、辞任は避けられないと考えました」と説明した。 阿部前監督との今後の関わりについて「今何もないですよね。当分何もないですよね。この先のことは何とも言えないですけれども、今後の予定については全く何もないです」と話すにとどめた。チームは橋上秀樹オフェンスチーフコーチが、26日のソフトバンク戦(東京ドーム)から監督代行を務める。「最後まで続けていくことでお願いしました。代行? そのつもりです。(今後の監督人選は)全く白紙です」と話した。 チームは4連敗中、リーグ3位で交流戦開幕を迎える。山口オーナーは「このあと試合前のミーティングにいって選手に私からも話したい」と話した。