家庭内のトラブルから暴行容疑で逮捕され、巨人の監督も辞任した阿部慎之助前監督(47)を巡る一連の騒動について、野球評論家の高木豊氏(67)が27日、自身のYouTubeチャンネルで私見を述べた。 高木氏にとって阿部前監督は中大の後輩でもあり、事実関係を把握できるまで動画の収録をためらっていたという。ただ「事実関係ばかり話をされて、阿部慎之助というお父さんとその娘さんがこのまま、この報道だけでいいのかなと考えると違和感があった」と撮影することを決めたという。 高木氏は「家庭内のトラブルがここまで大きなことになって、それで傷ついている人って誰が一番というと娘さんだと思うんだよね。この事件がはい、終わりですと言ったらずっと引きずらないといけないと思う。お父さんの処分だとか」「娘さんが前を向いていけるようなことを考えてあげないといけない」と思いやった。 阿部前監督は釈放された26日に山口オーナーへ辞意を伝え、辞任が決まった後に行われた会見で涙ながらに謝罪した。その会見では関係者から長女の〝手紙〟も読み上げられ、仲直りした旨なども伝えられた。 高木氏は「あの涙の会見というのは悔しさとか逮捕とか巨人軍の名誉に傷をつけた申し訳なさと、娘さんを守らきゃいけないと。こういうことがあっても子供は子供だからさ。親って。だから本当に娘に対して何もしないでくれというのも伝わってきたし、再起の道も閉ざしちゃいけない。阿部慎之助もこのことによって野球界から離れることもあっちゃいけない」と強調した。 現行犯逮捕に至る過程では、阿部前監督に倒された長女がChatGPTに相談したところ、児童相談所を紹介された。その通報から警視庁への110番通報、身柄拘束となった。高木氏は「これで慎之助が球界から去るということは避けてほしい」と言い「これから来るであろうAIの時代もちょっと恐ろしく感じるところもあったし、それによって間違えた人が世の中から消えていく。これでは人としてどうなんだろうと思うところもあるし、みんなで救っていきたい。野球界には必要な人間だと思うし、家庭内のことだから本当に再起を願っています」と訴えた。