熊本県八代市役所の新庁舎建設工事を巡り、建設会社から受け取った賄賂を資金洗浄(マネーロンダリング)したとして6人が逮捕された事件で、住所職業不詳の伊藤卓也容疑者(51)が、ジャーナリストと称して同市職員らに接触し、警察への捜査協力の状況などについて情報収集していた可能性があることが29日、警視庁などへの取材で分かった。 同庁と熊本県警の合同捜査本部が詳しい状況を調べている。 同容疑者ら6人は、建設会社から元市議の成松由紀夫容疑者(54)らが受け取った賄賂6000万円のうち約2000万円を、4月に約40回に分けてコンビニATMからウェブサイト制作会社代表渡辺裕人容疑者(49)の会社名義の口座に入金したとして、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)容疑で逮捕された。 同庁捜査2課などによると、伊藤容疑者は3月ごろ、成松容疑者らの意向を受け、ジャーナリストと称して新庁舎建設に関わった市職員らに接触。市議会の調査特別委員会(百条委員会)で、どのような証言をするのかなどの情報を収集していた可能性があるという。