阿部慎之助なき巨人に「不安なし」のワケ 橋上監督代行が握る“欧州流”の勝算

巨人・阿部慎之助監督が一身上の都合で辞任、セ・パ交流戦から橋上秀樹オフェンスチーフコーチが監督代行を務めている。「球団史上最悪の不祥事」と世間は騒がしいが、この先も戦いは続くので立ち止まってはいられない。 「今でも信じられないが、起きてしまったことは仕方がない。文字通りチーム一丸となって戦うしかない。戦術立案や状況判断に優れた橋上監督代行が“らしさ”を発揮できれば、結果にも繋がるはず。ピンチはチャンスと捉えて、今季を戦い抜いてもらいたい」(巨人OB) 各社報道の通り、5月25日に家庭問題のもつれから阿部前監督が逮捕され、翌26日に監督を辞任することが発表された。1950年の2リーグ制以降、シーズン途中での監督退任は球団史上初という苦境の中、同日から始まるセ・パ交流戦から橋上監督代行が指揮を執ることも発表された。 橋上監督代行はNPBでの監督経験はないが(BC時代の新潟では経験あり)、“戦略家”として高い評価を得ている。現役時代はヤクルト、阪神で野村克也監督(当時)に“ID野球”を叩き込まれた。引退後も楽天、西武、ヤクルト、巨人で主に攻撃面に関するコーチを務め、2013年の第3回WBCでは日本代表の戦略コーチを任された。 「データ分析力の高さと戦略構築にかけては日本トップクラス。選手の個性に合わせた起用や作戦立案に長けており、阿部前監督も大きな信頼を寄せていた。今回の監督代行就任も戦略部分に関して心配の声はないようだ」(在京球団編成担当) 橋上監督代行がヘッドや戦略コーチとして重宝されたのは「データから導き出された成功確率の高い作戦を立案できるから」(在京球団編成担当)とされる。2025年からは阿部前監督の意向もあって巨人の作戦戦略コーチに就任し、今季からオフェンスチーフコーチに担当を変えていた。 「攻撃面に関しては橋上コーチがプランニング、阿部監督が最終的な判断を下す感じだった。2人は常にコミュニケーションを取り、お互いに考えを熟知していた。橋上監督代行になったからといって、180度異なる野球になるわけではないので心配はしていない」(巨人OB)

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