12月は忘年会シーズンが続き、クリスマスが終わったかと思うとあっという間に正月と、楽しいイベントが続く。 実はこの時期は、暴力団のヤクザたちにとっても「めでたい」行事が続く時期である。華やかな空気が流れる年末年始、ヤクザたちはどんな風に過ごしているのか。暴力団の幹部たちから「ヤクザと正月」の意外な実態について話を聞いた。 12月13日、国内最大の暴力団「6代目山口組」は1年の締めくくりであり、事実上の新年会にあたる「納会」を静岡県内の傘下組織の事務所で開催した。警察当局の捜査員が監視するなか、6代目山口組組長の司忍や、直参と呼ばれる直系組長らが集まった。 組長と新たに子分となった幹部の間での盃儀式などが行われた後、ナンバー2である若頭の高山清司が代表して組長への挨拶を述べ、昼食会ではカラオケで歌声を披露する幹部もいたという。