特殊詐欺のいわゆる“かけ子”をさせる目的で知人女性を国外に連れ去るなどした疑いで、岡山市の指定暴力団幹部の男ら2人が再逮捕されました。 所在国外移送略取誘拐や所在国外移送略取誘拐未遂などの容疑で再逮捕されたのは、岡山市北区の中央町の指定暴力団池田組幹部の男(52)と、岡山市中区桑野の無職の女(28)の2人です。 ■「カンボジアに半年行ってこい」「日本語を教える仕事じゃ」 警察によりますと指定暴力団池田組幹部の男は氏名不詳者らと共謀し、昨年6月10日ごろ、兵庫県に住む20代の女性に、「カンボジアに半年行ってこい。現地の人に日本語を教える仕事じゃ」などと誘い、「実家の住所も分かっている。妹の学校も行くで」「行くしかない」などと脅迫し、6月下旬ごろ別に人物が運転する車で関西国際空港まで連れ去り誘拐、航空機に搭乗させ、カンボジアに移送した疑いです。 ■「1か月で100万円は稼げる」「行かんともったいない」 また、指定暴力団池田組幹部の男と無職の女は氏名不詳者らと共謀し、岡山県南部の30代の女性を中国へ移送しようと企て、昨年11月22日ごろから12月下旬ごろまでの間に女性に対し、男が「中国へ行って仕事をしないか。日本語で仕事ができる。電話でアポを取って、それをデータ入力するだけ」「1か月で100万円は稼げる」などと誘い、さらに女が「ほんまに稼げるけん、行ってみたらええが」「行かんともったいない」などと執拗に誘惑し、女性を移送する目的で誘拐しようとしたものの、女性が連絡を絶ったため未遂に終わった疑いです。 男と女は、別の岡山県南部の20代の知人女性を同じような手口で昨年10月にカンボジアに連れ去った疑いで、今年6月に逮捕されていて、警察で余罪について捜査していました。