中東イラクの治安当局は首相の指示のもと、汚職の取り締まりの一環として40人以上の高官や議員などを逮捕しました。 イラクの国営メディアによりますと現地の治安部隊は28日、首相の指示のもと石油省次官や議員を含む47人を逮捕したと報じました。 逮捕は汚職撲滅作戦の一環で一部の議員は逮捕前に不逮捕特権がはく奪されていたということです。 汚職撲滅を目的に設置された専門裁判所の判事は捜査は去年10月から始まっていたと明らかにしたうえで、複数の人物が選挙のために前政権から支援を受けつつ、公金を使って選挙運動に巨額を投じていたと指摘しています。 イラクでは、5月にアリ・ザイディ氏を新たな首相とした新内閣が発足していて、ザイディ首相は就任以来、汚職撲滅を訴えていました。 AFP通信は関係者の話として、ザイディ首相が7月に就任後初のアメリカ訪問を予定していて今回の一斉逮捕は「訪問の準備の一環」だということです。 また別の関係者の話としてアメリカがテロ組織に指定しているイラクの武装勢力が隣国イランから支援を受けていて、そうした組織の武装解除などに向けた動きの始まりになるということです。