14日も逮捕者が出るなど、教職員の不祥事が相次いでいます。 そんななか15日、岩手県教育委員会が不祥事の根絶に向けて3月から取りまとめていた再発防止策を公表しました。 ■陳謝する県教育長 「この度は大変申し訳ございませんでした」 公表の冒頭、県教委の佐藤教育長は10日と15日、県立学校の教職員が逮捕されたことについて改めて陳謝しました。 2025年度から教職員の不祥事が相次ぐ中、県教委は3月、根絶に向けた取り組みを検討する会議を立ち上げ、外部の専門家も招いて3回にわたる議論を重ねてきました。 ■研修用動画を作成して不祥事対策 会議では不祥事が起こる要因について、個人の意識の問題だけでなく、職場でのストレスや孤立などの要因が相互に影響しあって生じていると分析。 周囲とのつながりや、これまで積み重ねてきた実績、日々の充実など「社会的絆」によって、犯罪を防ぐことができるとしました。 そのうえで、これまで行ってきたグループワーク形式のコンプライアンス研修などについて見直しを行うほか、4本の研修用動画を作成して対策をしていくとしています。 ■管理職向けの研修動画も このうち全職員を対象とするのは ・犯罪社会学の理論や、過去の事案分析を通じて犯罪を起こす心理を理解するもの ・児童生徒の人権に関するもの ・飲酒運転防止に関する内容 です。 これに加えて管理職向けの動画として、職場環境の改善を目的とした面談手法などをまとめた動画も作成されます。 ■児童生徒への性暴力抑止をテーマとした研修 さらに、不祥事によって家庭や職場が被る不利益をまとめた資料も用意することにしました。 このほか2025年度の逮捕事案6件のうち4件が性犯罪だったことから、児童生徒への性暴力抑止をテーマとした研修も充実させるとしました。 県教委は、早ければ7月下旬にも研修用動画の一部を完成させ、教職員に視聴させたいとしています。