ディズニーより広い“犯罪タウン”の全貌 国際組織「プリンス」幹部を逮捕

電話やSNS等を通じて対面することなく現金をだまし取る特殊詐欺。その国際犯罪組織の最高幹部の一人と目される人物が7月5日、日本で再逮捕された。逮捕されたのは、アジア最大級の国際犯罪組織『プリンス・グループ』、フー・シー容疑者(44=キプロス国籍)。 「虚偽の転入届を東京都中央区役所に出そうとしたとして6月に逮捕されましたが、今回は大阪市内のホテルで、在留カードを不正に他人に提供した疑いがもたれています」(通信社記者) 中国・江蘇省出身のフー容疑者は、「胡小偉」など複数の名前と国籍を持ち、数年前に貿易会社社長として来日。 その素顔は、カンボジア国境付近で、いくつもの“街”を仕切る大悪党だった。取材したマスコミ記者が、匿名を条件に説明する。 「タイ軍は今年の3月と4月、東北部スリン県チョンチョム近郊のジャングルにある、その街の一つをメディアに公開。その面積は実に東京ディズニ—ランドの1.5倍もありました」 鉄格子で囲まれた敷地内には160の建物があり、約1万人が暮らしていた。 「街にはレストラン、美容室、病院、両替屋、クラブ、性風俗店まであった。だが、中心は世界中に特殊詐欺の電話をかける“かけ子”用パソコンが並んだオフィス。 SNSで、“いい仕事がある”と募集。その甘言に乗り中国、ベトナム、日本などからやって来た者を監禁し、人身売買さながらに働かせていました」(前同) “月給100万円”との謳い文句に誘われてやって来るも、“労働時間”は1日12時間に及び、 「“売り上げ”が悪いと無給のこともあったようで、逃亡を図った者に対する拷問や監禁のための部屋までありました」(同) また、被害者を信じさせるために、日本の警察署や銀行を模した部屋も設置。警官や銀行員の制服も残されていたというから、映像を使った大がかりな詐欺も働いていたようだ。

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