犯罪に加担させるため男性を誘拐し国外に移送した疑いで広島市の30代の女2人が逮捕された事件で、警察は県内に複数の被害者がいるとみて詳しく調べています。 広島市安佐南区の会社役員・前原里帆容疑者(32)と無職・松本佑香容疑者(30)は何者かと共謀し、今年2月から3月までの間、「国内出張で鞄を搬入する仕事」「報酬は30万円」などと警備員の男性を勧誘。 3月11日、男性を広島駅から関西国際空港まで連れ去り、その後、国際線の航空便に乗せて台湾へ移送させた疑いがもたれています。 男性は、タイへ移動した後犯罪に加担させられると思い、現地の大使館へ駆け込み助けを求めたということです。 警察の調べに対し、前原容疑者は容疑を否認していますが、松本容疑者は「特殊詐欺などの仕事をさせるために海外へ派遣した」などと容疑を認めています。 男性は去年前原容疑者が経営する会社の採用面接を受けて、不採用になっていました。2人は匿名・流動型犯罪グループいわゆる「トクリュウ」のリクルーター役とみられ、警察は男性のほかにも県内に複数の被害者がいるとみて余罪を調べています。