大阪・関西万博の工事をめぐり、竹中工務店の元総括作業所長が下請け業者に工事費を水増し請求させ、竹中工務店に約1369万円の損害を与えたとして逮捕された事件について、大阪府の吉村洋文知事は19日の定例会見で「非常に残念」と述べ、竹中工務店に事実関係の究明や再発防止を求めました。 背任の疑いで逮捕されたのは、大手ゼネコン「竹中工務店」で、総括作業所長を務めていた河井辰巳容疑者(61)です。警察によりますと、河井容疑者は、大阪・関西万博のシンボル「大屋根リング」の工事現場で現場責任者を務めていましたが、下請け業者と共謀し、去年、万博会場の工事費を複数回にわたり水増し請求させ、「竹中工務店」に約1369万円の損害を与えた疑いが持たれています。 警察は河井容疑者の認否を明らかにしていませんが、不正に得た金を奈良市内の自宅のリフォーム代などに充てていたとみられていて、警察は19日午前、大阪市の竹中工務店の本社に家宅捜索に入り、金の流れなど詳しい経緯を調べています。