神奈川・横浜市で2歳の男の子が暴行を受け、その後、死亡した事件。 その詳細が徐々に明らかになってきました。 逮捕された母親の交際相手は、「寝たふりをしたので腹が立った」と話していることが分かりました。 ベビーカーや子供用の傘が置かれたアパート。 2歳の男の子が暴行を受けた現場です。 男の子はその後、死亡しました。 傷害の疑いで逮捕されたのは、この部屋に住む会社員・斉藤勇容疑者(36)。 死亡した男の子の母親の交際相手でした。 現場は、横浜市緑区にある斉藤容疑者の自宅アパート。 斉藤容疑者と交際していた22歳の女性は、自身の長男である藤井稜稀ちゃん(2)を含む3人の子供たちと、数日前からこの部屋を訪れていました。 事件が起きたのは、稜稀ちゃんの母親が外出していた17日午後8時ごろのこと。 斉藤容疑者が稜稀ちゃんの顔を殴るなどの暴行を加えてけがをさせたとみられ、その後、帰宅した母親が、稜稀ちゃんがぐったりしていることに気づき119番通報したということです。 近隣住民は、救急車が到着した際の状況を「救急隊の方が部屋の前に来て、いろいろドタバタされてるときに突然『離れてください』って、よくAEDの音声が流れますよね。そんなのが聞こえたので、AEDを使われているのかなと思った」と話します。 救急隊員が現場に駆け付けた際、稜稀ちゃんは心肺停止状態で、顔に複数のあざがあった他、鼻血を出していたことから虐待の疑いで警察に通報。 その後、稜稀ちゃんは搬送先の病院で死亡が確認されました。 斉藤容疑者と交際していた稜稀ちゃんの母親が住んでいるのは、山口・宇部市にあるアパートです。 アパートの部屋にはカーテンもなく、ひっそりと静まり返っていました。 部屋の壁には子供の写真などが飾られ、中には稜稀ちゃんの名前が書かれた作品もありました。 近所の住民は、楽しそうに歩いていたという稜稀ちゃんの家族の様子を「ニコニコしていて、楽しそうにお母さんと歩いている様子だった。(事件を聞いて)本当になんとも言えない気持ち。見かけたことあるかわいらしい子だったので、本当になんかもうショックですね…」と振り返ります。 稜稀ちゃんの母親と斉藤容疑者の交際は2025年9月、SNSを通じてスタート。 母親は2026年のゴールデンウィーク中に稜稀ちゃんを含めた3人の子供たちを初めて斉藤容疑者に会わせたといいます。 そして8月のお盆期間中に斉藤容疑者が車で山口県まで迎えに行き、稜稀ちゃんを含む家族を横浜市の自宅に連れてきたということです。 警察によりますと、稜稀ちゃんの弟2人の体にもあざがあったということですが、児童相談所への通報などはなかったということです。 調べに対し、斉藤容疑者は「子どもが壁をたたいてイタズラしていて、行ってみたら寝たふりをしているのが分かったので腹が立った」と供述し、容疑を認めています。 警察は司法解剖を行い、傷害致死を視野に捜査する方針です。