県外産の牛肉を鹿児島県産と偽装して販売した疑いで逮捕された水迫畜産の元取締役の身柄がきょう19日、鹿児島地検に送られました。 その後の警察への取材で、偽装した肉は鹿児島県産と比べ、半分以下の価格だったことが新たに分かりました。 「水迫容疑者が出てきました。車に乗り込んでいきます」 食品表示法違反と詐欺の疑いで送検されたのは、水迫畜産の元取締役・水迫政輝容疑者(55)です。 ■県外産の牛肉に「鹿児島県産」のラベル 県警によりますと、水迫容疑者は2023年、ふるさと納税の返礼品を業者に納める際、県外産の牛肉60キロに「鹿児島県産」と書いたラベルを貼って、商品代およそ145万円をだまし取った疑いです。 取り調べに対し、「確認不足が原因で、意図して偽装したわけではない」と容疑を否認しています。 ■偽装した肉は半分以下の価格だった その後の警察への取材で、偽装した肉は、ラベルに表示されていた鹿児島県産牛と比べ、半分以下の価格だったことが新たに分かりました。 捜査関係者によりますと、県警は動機について「鹿児島県産より安価な県外産を使い、差額分で利益を得るためだった」とみています。 農林水産省は水迫畜産に対し、販売した牛肉27トンで不適正な表示があったとして、今年3月、是正を指示していて、県警はほかの業者への被害など、余罪があるか捜査しています。