プロボクシング元WBO世界バンタム級王者ゾラニ・テテさん(南アフリカ)が殺害されたと21日(日本時間22日)、米専門メディア「ボクシング・シーン」などが報じた。38歳だった。21日午後6時30分頃、母国の東ケープ州ムダンサネで銃撃に見舞われ、帰らぬ人となったという。 テテさんが自宅に戻ったところで、目指し帽をかぶって武装した容疑者2人が車から降りてきて、テテさんと同乗していた27歳の女性に向けて発砲してきたという。女性は病院に救急搬送された。州警察は「現在も捜査中」とし、まだ犯人は逮捕されていない。 IBF世界スーパーフライ級も獲得する世界2階級制覇王者で、17年11月にはWBOバンタム級王座の防衛戦で11秒KOという世界最速記録を樹立した実力者だった。 日本勢とも対戦経験があり、14年7月には神戸で帝里木下とのIBF世界スーパーフライ級王座決定戦で世界王座獲得に成功していた。また18年には、現4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(33=大橋)が優勝したバンタム級最強を決めるトーナメント、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)にも参戦。準決勝でノニト・ドネア(フィリピン)と対戦予定だったが、肩の負傷で辞退した。22年にはドーピング違反で4年間の出場停止処分。今年11月29日、母国で復帰戦が予定されていた。