「ペットボトルの回し飲みで体内に入った可能性否定できない」コカイン使用の罪に問われた元大学生に無罪判決 摂取は認めるも「故意と認めるには合理的疑い残る」神戸地裁

3年前、神戸市内で友人らとコカインを使用した罪に問われた、当時の神戸大学の男子学生に対し、神戸地方裁判所は無罪を言い渡しました。 「ペットボトル飲料の回し飲みで、体内に入った可能性を否定できない」と判断したということです。 神戸大学の学生だった男性(24)は2023年12月、神戸市東灘区で中学時代の友人らと警察の職務質問を受けた際、尿検査で陽性反応が出て麻薬取締法違反の罪で逮捕・起訴されました。 裁判では、男性がコカインを摂取したかどうかと、自らの意思で使用したかどうかが争点となっていました。 8月31日の判決で、神戸地裁(坂口裕俊裁判官)は「薬物鑑定の信用性は高く、男性がコカインを摂取したことは認められる」とする一方、「故意の摂取と認めるには合理的な疑いが残る」と指摘しました。 その理由として、友人の男がコカインを歯茎に塗り、ペットボトルの飲み口への付着や中身への混入があった可能性に言及。 男性はペットボトル飲料の回し飲みをしていて、検出された薬物濃度も低かったことから「気が付かないままコカインを摂取してしまった可能性を否定することは困難」と結論づけ、男性に無罪を言い渡しました。

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