フィリピンの裁判所は4日、マルコス大統領夫妻らを脅迫した疑いで、ドゥテルテ前大統領の長女サラ副大統領に逮捕状を出した。現地メディアなどが報じた。サラ氏側は容疑を認めておらず、身柄拘束を免れるため、速やかに保釈金を支払う意向を示したという。 報道によると、サラ氏は2024年11月の記者会見で、自身の命が狙われていると述べ「もし私が殺されたら(殺し屋が)大統領らを殺す。すでに指示を出した」などと語って脅迫したとされる。その後、脅迫の意図を否定している。 サラ氏は今年7月から、公金の不正使用などの疑いを巡る弾劾裁判にもかけられている。28年の大統領選の有力候補とされるが、上院の3分の2の賛成があれば、解職に加え、将来公職に就く資格を失う可能性がある。 マルコス氏とサラ氏は22年の正副大統領選で共闘したが、その後は関係が悪化し、対立を深めている。【バンコク国本愛】