「獄友(ごくとも)」など冤罪(えんざい)をテーマにしたドキュメンタリー映画の製作に取り組む金聖雄(キムソンウン)監督が、シリーズ第5作「うそがほんとに ほんとがうそに」を完成させた。半世紀を超え無実を訴えてきた狭山事件の石川一雄さん(享年86)と、静岡県一家4人殺害事件の袴田巌さん(90)、その2人を支える家族2組の実話として描いた。冤罪が晴れた袴田さんと、雪冤(せつえん)が果たせず無念のまま亡くなった石川さん。金監督は「今は2組の明暗が分かれるが、狭山事件を巡る冤罪の理不尽さを伝えたい」と力を込める。