福岡市中央区で8月、女性(25)の遺体が川から見つかった事件で、女性宅の3階ベランダの下に位置する木や、川の土手ののり面に、この女性の血痕が付着していたことが、捜査関係者への取材でわかった。 県警は、ネパール国籍の女で専門学校生のタマン・サンズ容疑者(28)=殺人容疑で逮捕=がベランダから落として殺害した際に付着した疑いがあるとみている。 亡くなったネパール国籍の留学生ラジバンシ・ラクスミさん(25)は、自宅ベランダが那珂川に面するマンションの3階に住んでいた。 捜査関係者によると、ベランダの下に位置する木の枝や葉、土手ののり面に微量の血痕が鑑識活動で確認され、ラジバンシさんのDNA型と一致。のり面と川との間には河川敷があるが、当時は満潮近くで水につかっていたとみられる。 また死亡推定時刻の8月19日未明の前に自転車で現場付近に向かい、事件後に離れる人物の姿が周辺の防犯カメラに映っていたことも判明した。 複数の防犯カメラ映像をつなぐ「リレー捜査」で追跡すると、北東へ約3キロ離れた、博多区吉塚2丁目のサンズ容疑者宅にたどり着いたという。映っていた人物はサンズ容疑者と特徴も似ていたとされる。 一方、共謀した疑いで逮捕されたネパール国籍の20代の男女2人は映像には映っておらず、サンズ容疑者が単独で川へ落とす行為をしたと県警はみている。(岸めぐみ)