【シドニー時事】オーストラリア東部シドニーの連邦地裁は10日、中国の情報機関のためにスパイ行為を働いたとして外国干渉阻止法違反の罪に問われた豪実業家アレクサンダー・サーゴ被告(58)に禁錮3年6月の実刑判決を言い渡した。 被告は米英豪の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」に基づく原子力潜水艦導入計画などに関する情報を流し、報酬を得ていた。 上海でマーケティングの仕事をしていた被告は、2023年に豪州に帰国したところで逮捕・訴追された。弁護側は「提供したのは公開情報だ」として無罪を主張したが、陪審は今年3月、有罪の評決を下した。裁判官も「執拗(しつよう)に情報を収集していた」と認定し、実刑相当と判断した。