愛知県一宮市で、自転車に乗った8歳の男の子が乗用車にはねられ、意識不明の重体です。現場は9月、法定速度が引き下げられたばかりの生活道路でした。 事故があったのは、一宮市富士1丁目の信号の無い交差点。10日午後3時過ぎ、自転車に乗っていた8歳の小学生の男の子が乗用車にはねられました。 男の子は病院に運ばれましたが、意識不明の重体です。 ■現場に残された“黄色い自転車” 事故直後に近所の人が撮影した1枚の写真。男の子が乗っていたとみられる黄色い小型の自転車が写っています。 (近隣住民) 「(現場に)自転車が置いてあった。まだ小さいですよね。全部通りは封鎖されていたので、大きい事故だと思った」 警察は乗用車を運転していた若月健一容疑者77歳を現行犯逮捕。調べに対し容疑を認めているということです。 (岡部蒼人記者) 「現場となったこの道路の近くには、小学校や公園がありますが、抜け道として利用され、車の通行もかなり多いといいます」 現場の道路は、小学校や公園のすぐ近くで道幅がせまく中央線がない、いわゆる「生活道路」。普段から小学生を中心に子どもたちが多く通る道です。 ■車の抜け道としても利用される「生活道路」 (近隣住民) 「(車は)飛ばす人は60キロとかで飛ばしている。そのまま(交差点を)突っ切る子どももいるので、危ないですね、ここは」 車の抜け道としても利用されているといいます。 生活道路は、9月から法定速度が60キロから30キロに引き下げられたばかりですが… (近隣住民) 「9月から法定速度が下げられたが、あまり(効果は)感じていない」 ■容疑者は法定速度の30キロ以下で運転か 捜査関係者によりますと若月容疑者は、法定速度の30キロ以下で運転していたとみられています。 しかし、生活道路など道幅の狭い道路は幹線道路に比べ、歩行者や自転車の事故の死傷者の割合が2倍近くになるというデータも。 警察は重大な事故を減らすため、特に生活道路では速度を落して運転してほしいと呼びかけています。