【MLB】怪物オニール・クルーズ 6年前の飲酒死亡事故で遺族買収報道「3家族で1000万円」

パイレーツの怪物、オニール・クルーズ外野手(27)が6年前に起こした死亡事故を巡る〝闇〟が報じられて騒然となっている。 クルーズはメジャーデビュー前の2020年9月、母国・ドミニカ共和国の高速道路を車で運転していたところバイクに衝突。バイクに乗っていた3人は死亡し、クルーズは現行犯逮捕された。裁判ではバイクは無灯火で、パーティー帰りで飲酒運転だったクルーズの酔いは覚めていたとして処分されなかった。 家族を失った3家族がクルーズ側と争わなかったかについて、同国メディア「PRPPUBLICA」が報じた内容に衝撃が走っている。それによると、クルーズは逮捕されていた間にあるトレーナーから提案を受け、家族がサント・カラバロ氏に接触。同氏は後に同国出身でMLB通算541本塁打を記録したスーパースター、デビット・オルティス氏のビジネスパートナーとなるが、当時は実業家としては無名ながら「政界にコネを持っていた」という。 抜群の身体能力を持ったクルーズは21歳でメジャー屈指の有望株。「このスキャンダルはドミニカ共和国と米国で大きく報じられたが、数日のうちに人々の記憶から消え去った」との背景には、遺族側の証言などから金銭の授受があったからだと伝えている。 それによると、3家族に支払われたのは総額で「約6万6000ドル(約1016万円)」で「クルーズは現在、パイレーツの中堅手を務めている。一方でカラバロ氏のキャリアもここから始まった。彼はこのスポーツ界のいたるところで活動する実力者となり、致命的な事故さえ消し去ってしまう強力なコネを持つ人物として恐れられるようになった。しかし、犠牲者の遺族の一部にとって、受け取った金銭はその傷が癒えるまでの期間に比べればはるかに短い期間で尽きてしまった」と伝えている。また、クルーズは取材を拒否し、弁護士は「(裁判所が)調査結果に基づき却下命令を下した。これは法的拘束力を持つ決定であり、本件に対する合法的な解決」と答えた。 衝撃的な内容に、米メディア「TMZスポーツ」が12日(日本時間13日)に「事故の被害者家族に6万6000ドルを支払うために『フィクサー』を雇った疑いがある」と報じるなど騒然。今や主力となったクルーズの今季成績は86試合で打率2割7分3厘、18本塁打、63打点、27盗塁の好成績となっているが、今後も尾を引くかもしれない。

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