【マニラ時事】フィリピンで違法薬物売買の容疑者らが超法規的に当局に殺害された「麻薬戦争」を主導したとして、人道に対する罪に問われているドゥテルテ前大統領(81)が16日、オランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)に初めて出廷した。 昨年3月の逮捕直後の審理にオンラインで参加して以降、公の場に姿を見せていなかった。 この日は今後の裁判の進め方などを確認。ドゥテルテ被告は白いシャツに暗い色の上着を身に着け、白い眉毛とひげが目立った。AFP通信によると発言の機会はなかったが、審理が終わり判事が退廷した後、傍聴席に向け手を振った。 弁護側は昨年8月、被告の認知能力に問題があるとして裁判手続きの無期限延期を求めたが、ICCは専門家による検査を行った上で要求を却下。弁護側は追加の検査を求めている。初公判は11月末に予定されている。