自身が被告となっている刑事裁判の証拠書類の複製を撮影した画像を、SNSで4人の知人に送信したとして、鳥取市の56歳の無職の男が15日、鳥取警察署に刑事訴訟法違反容疑で逮捕されました。 逮捕されたのは、鳥取市面影の56歳の無職の男です。警察によると男は、2024年9月4日から5日の間に、自身が被告となっている刑事裁判の証拠書類の複製を撮影した画像を、訴訟に関する手続きや準備以外の目的でSNSを使って知人4人に送信した疑いが持たれています。 男は調べに対して「黙秘」しているということです。 この男は、2024年11月末にJR鳥取駅北口の路上で、街宣車のスピーカーから性行為を連想させる女性の音声を流し、公共の場で卑猥な言動をしたとして、鳥取県の迷惑防止条例違反容疑で逮捕されていました。 この事件についての警察の捜査の過程で、今回の男の余罪が明らかになり逮捕しました。警察が動機などを調べています。 刑事裁判の手続を定めた法律である刑事訴訟法では、被告人や弁護人、これらの者であった者は、被告人となった裁判の準備等の目的以外に開示された証拠のコピーを他人に渡したり、ネットにアップしたりすることが禁じられていて、違反すると1年以下の懲役または50万円以下の罰金の犯罪に該当するということです。