島根県松江市で起きた死亡ひき逃げ事件で、松江署は11月12日の朝、過失運転致死などの疑いで現場近くに住む49歳の男を逮捕しました。 過失運転致死と救護措置義務違反の疑いで逮捕されたのは、松江市雑賀町の会社員の男(49歳)です。 伊藤裕介 記者 「現場は交通量の少ないこちらの交差点付近です。このあたりできのう深夜、高齢男性が倒れているのが見つかりました。すでに意識はなかったということです」 事件があった現場は松江市雑賀町の国道9号・売豆紀交差点から約50メートル南の市道です。松江署によりますと11月9日の午後11時頃、松江市西津田の男性(69歳)が意識不明の状態で倒れているのを通行人が発見。搬送先の病院で死亡が確認されました。 警察ではひき逃げ事件とみて捜査。事件の際に現場に落ちたとみられる車の部品や防犯カメラの映像から車を特定し、容疑者が浮上したということです。 当時、被害者の男性は会合で飲酒し歩いて帰宅している途中でした。一方、容疑者はコインランドリーに向かうため十字路を北側に向かって直進していて、飲酒はしていなかったということです。 容疑者は警察の調べに対し「なにかに乗り上げたことは間違いあいが、乗り上げたものが人とは思わなかった」と容疑を否認しているということです。