韓国の尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領の身柄が拘束され、10時間以上にわたり取り調べが行われました。 警察や高官犯罪捜査庁などの合同捜査本部は15日朝、大統領公邸に入り、尹大統領を内乱を首謀した疑いで拘束しました。 現職の大統領が身柄を拘束されたのは、韓国で初めてです。 尹大統領はその後、高官犯罪捜査庁に移送され、午前11時から弁護士同席のもと取り調べを受けました。 合同捜査本部は、尹大統領に対して200ページに及ぶ質問書を用意し、取り調べは午後9時半過ぎまで続きましたが、尹大統領は供述を拒否し、黙秘を貫いたということです。 取り調べの後、尹大統領はソウル郊外の拘置所に移送されました。 合同捜査本部は、令状執行から48時間以内に裁判所に逮捕状を請求するか判断することになっていて、16日も午前中から尹大統領の取り調べを行うことにしています。