世界各地で身代金要求型のウイルス=ランサムウェアでサイバー攻撃を行うハッカー集団「Qilin」について、4年間で要求した身代金のうち、およそ63億円以上が実際に支払われたことが明らかになりました。ノルトライン=ヴェストファーレン州 ヘルベルト・ロイル内務大臣「我々は主要人物の一人を逮捕した。この男は日本でバカンスを過ごすはずだったが、今、寿司ではなくドイツの刑務所でチーズをはさんだパンを食べている」ハッカー集団「Qilin」の中心人物とされるロシア国籍の男(28)は、ことし5月に大阪市内で身柄を拘束され、2日、捜査をしていたドイツ側に引き渡されました。これを受けドイツの当局は7日、会見を開きました。会見で、「Qilin」は4年間でおよそ4500億円相当の身代金を要求し、そのうち63億円以上が実際に支払われたことが明らかにされました。また、2024年以降、世界およそ4000以上の企業や行政機関が攻撃されたほか、ドイツでは司教協議会なども攻撃の対象となりました。日本では去年9月、アサヒグループホールディングスが攻撃されています。中心メンバーの拘束をめぐって、「Qilin」はJNNの単独取材に応じ、逮捕された人物は「私たちの同僚であるか肯定も否定もしない」としたうえで、「捜査当局からの圧力で活動を停止した例はない」などと主張。さらに「有罪が証明されていない人物の人生を破滅させようとしている」などと当局を批判しています。