警察庁は10月8日、ランサムウェア攻撃グループ「Qilin」の主導者とみられるロシア国籍の被疑者の逮捕について、情報を公開した。 被疑者の逮捕についてドイツが広報し、日本警察の貢献についても言及されたとして、情報が公開されたもの。関東管区警察局サイバー特別捜査部と関係都府警察が、日本で発生したランサムウェア事案について捜査し、ドイツで発生したランサムウェア事案について、ドイツが逮捕状を取得した被疑者が来日したことを受け、法務省、東京高等検察庁、ドイツと連携し、逃亡犯罪人引渡法に基づいて仮拘禁許可状により身柄を拘束した。 Qilinは、日本では2025年に発生したアサヒグループHDへのランサムウェア攻撃について、攻撃を実施したとの声明を発表するなどしていた。 本件に関連し、ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン(NRW)州政府は、10月7日(現地時間)に声明を発表した。これについて紹介している「ANTENNE MÜNSTER」の記事によると、Qilinの主要メンバーとみられる28歳のロシア人男性が2026年5月に東京で身柄を拘束され、10月にドイツに引き渡された。同州のHerbert Reul内務大臣による「ドイツの捜査当局がサイバー犯罪との戦いで成し遂げた最大の成果のひとつだ」とのコメントが取り上げられている。