「現金を門に掛けて待機して」10分後 700万円が消える 警察官や検事を名乗る詐欺で長崎市の70代男性が被害

長崎市内に住む70代の男性が、警察官や検事を名乗る人物に現金700万円をだまし取られる詐欺被害に遭っていたことが分かりました。■「携帯電話が利用停止に」とメール警察によりますと、男性は先月11日、携帯電話に「NTT総合センター」を名乗る発信元から「あなたの携帯が重複して契約されているため、このままでは利用停止措置が取られる」というメールを受け取りました。不安に思った男性が、メールに記載されていたコールセンターの電話番号に電話をかけたところ、電話に出た女性から、警察局サイバー組織犯罪対策部の女性刑事を名乗る「オオタ」に電話を代わられたということです。「オオタ」は、「逮捕した犯人があなた名義の携帯電話を使っているため、このままでは逮捕される」と男性に告げました。■「逮捕を免除するには現金が必要」その後、男性は「ミズノ」を名乗る男性検事に電話を代わられ、「逮捕を免除することもできるが、現金を準備する必要がある。ATMで100万円を下ろして自宅のタンスに入れて待機してください」などと言われたということです。男性はその後、数日にわたって電話で現金を引き出すよう求められ、合計700万円を用意しました。■自宅の門扉に現金700万円を掛けるよう指示その後「ミズノ」を名乗る男性検事から「今から自宅に伺い、紙幣番号の調査を行うので、現金を門のところに掛けて自宅内で待機してください」などと指示されました。男性は逮捕を免れるため、指示に従って現金700万円を入れたビニール袋を自宅の門扉に掛けましたが、10分後に確認すると、現金は持ち去られていたということです。■娘に相談し、詐欺と気付くその翌日、帰省した娘に現金を持ち去られたことを話したところ、詐欺を疑われたため、男性は今月1日、警察に被害を届け出ました。警察は、電話やメールで金銭を要求された場合は一人で対応せず、家族や警察に相談するほか、警察庁推奨アプリを利用するよう呼びかけています。

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