韓国・慶尚南道知事を13時間聴取…行政を利用した選挙運動と偽動画制作の疑惑

【10月09日 KOREA WAVE】韓国の6月3日の統一地方選をめぐり、行政の権限や組織を利用した選挙運動とディープフェイク動画制作の疑惑が浮上したパク・ワンス(朴完洙)慶尚南道知事が、警察に出頭し、約13時間にわたり事情聴取を受けた。慶尚南道警察庁によると、サイバー捜査隊は10月7日午前8時から午後9時まで、パク・ワンス氏を公職選挙法違反の容疑者として聴取した。事件では、道庁の元職員らがパク・ワンス氏の再選に向けた選挙運動に関与し、対立候補を中傷するディープフェイク動画の制作を指示した疑いが持たれている。元職員ら3人は2026年初め、公務員の立場でパク・ワンス氏の選挙運動に関する指示や報告の受領に関わったほか、道庁の内部資料を提供したり、正規の選挙事務所に類する拠点を設置したりした疑いがある。また、選挙期間中にデザイン会社の代表に対し、与党「共に民主党」の慶尚南道知事候補だったキム・ギョンス(金慶洙)氏を中傷するディープフェイク動画の制作を指示した疑いも持たれている。警察は5月、慶尚南道選挙管理委員会から捜査依頼を受け、捜査に着手した。6月9日には道庁の広報担当部署や映像室、パク・ワンス氏の選挙事務所、疑惑に関わった元職員らの自宅などを家宅捜索した。検察は8月、元職員ら3人とデザイン会社代表の計4人について、容疑の重大性や証拠隠滅・逃亡の恐れなどを理由に逮捕状を請求したが、裁判所は棄却した。裁判所は、容疑は重大としながらも、4人の住居が定まっていて社会的なつながりがあり、証拠も相当程度確保されていることなどから、逃亡や証拠隠滅の恐れを断定するのは難しいと判断した。さらに、一部の事実関係や法律の適用を争う容疑者らの防御権を保障する必要があり、現段階で身柄拘束の必要性と相当性は認め難いと説明した。事件に関わった元職員ら3人はパク・ワンス氏の側近で、選挙運動を支援するため3〜4月に相次いで辞職していた。このうち1人はパク・ワンス氏の当選後、7月に3級相当の専門任期制公務員として再任用された。(c)KOREA WAVE/AFPBB News

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