33歳で夭逝…天才洋画家・前田寛治 鳥取県立美術館で生誕130年の回顧展始まる(鳥取・倉吉市)

鳥取県北栄町出身の洋画家・前田寛治の生誕130年を記念する回顧展が、10月10日から倉吉市の鳥取県立美術館で始まります。これを前に、報道陣に展示内容が公開されました。倉吉市の鳥取県立美術館で10日から始まる企画展。2026年、生誕130年を迎える北栄町出身の洋画家・前田寛治の初期から33歳で亡くなるまでの作品を中心に約140点が紹介されています。初期の作品「マイハウス」。ふるさと・北栄町の茶臼山が描かれた作品です。東京で創作活動をする傍ら、足しげく帰省していた寛治はふるさとの風景も好んで描いていました。また、アメリカで起きた冤罪事件で逮捕された移民をモデルに描いた代表作の「二人の労働者」。2人のまなざしと堅く握られたこぶしが労働者階級の苦悩、社会の不合理さを訴えています。画面全体が赤褐色のトーンで包まれた「裸婦」は赤いブランケットを敷いたベッドに横たわる女性の背景を点描で表現し、生命感を浮かび上がらせています。それぞれ、戦前の洋画界に彗星のごとく現れ存在感を放った寛治が追い求めた詩的感性=ポエジイと写実主義=レアリスムが結実した傑作です。鳥取県立美術館・友岡真秀主任学芸員:改めて前田寛治という画家の存在を知っていただいて、実際に作品を目の前にして前田寛治のポエジイ(詩的感性)という要素を感じていただきたい。この企画展は、倉吉市の鳥取県立美術館で10月10日から12月13日まで開かれています。

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