静岡県の袋井土木事務所に勤務する職員が、県が発注した防災対策工事の入札で業者に入札情報を漏えいし落札させた疑いで逮捕された事件で、県職員の男が公用メールを使って業者側に情報を伝えていたとみられることが分かりました。官製談合防止法違反などの疑いで逮捕されたのは、静岡県交通基盤部袋井土木事務所工事課工事第2班長の男(57)、入札妨害の疑いで逮捕されたのは、いずれも磐田市の建設会社の取締役の71歳と63歳の男です。警察によりますと、県職員の男は2026年2月に実施された川の洪水対策工事を巡る2件の一般競争入札で、業者側に予定価格を伝え、価格を聞いた建設会社の取締役らが不正に落札し公正な入札を妨害した疑いが持たれています。捜査関係者への取材で、県職員の男が公用のメールを使って業者側に価格を伝えていたとみられることが分かりました。警察は3人が容疑を認めているかどうか、明らかにしていません。<静岡県の会見 県庁・10月14日夜>「県民の皆様に深くお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした」県は職員の逮捕を受け14日夜、緊急の会見を開き謝罪しました。県によりますと、県職員の男は土木工事の発注や予算を管理する立場にあったといい、勤務態度に問題はなかったということです。静岡県の鈴木康友知事は逮捕を受け、「職員に対して改めて綱紀の厳正保持を徹底するとともに、捜査の状況を踏まえ、厳正に対処してまいります」とコメントしています。