【増収賄事件】12万7000円余り“接待”か南魚沼市職員ら3人逮捕 「道の駅」再整備めぐり《新潟》

南魚沼市の道の駅の再整備事業をめぐり、業者に便宜を図った見返りに飲食代12万7000円余りの接待を受けたとして15日、市の職員など3人が逮捕されました。市や会社は組織的な関与を否定していますが警察は共犯がいる可能性を含め捜査を進めています。缶コーヒーを片手におどけた表情を見せる男。15日、収賄の疑いで逮捕された南魚沼市 産業振興部の主事・山口智弘容疑者(32)です。16日朝、新潟地検へ身柄が送られました。警察によりますと、山口容疑者は南魚沼市にある道の駅の再整備事業に従事。事業の中の契約をめぐり、通信用機器の販売やコンサルティングなどを行う南魚沼市の「テレコムベイシス」が有利な取り計らいを受けるよう便宜を図った見返りに、飲食代金およそ12万7000円の接待を受けた疑いがもたれています。市の職員の逮捕を受け、南魚沼市の林市長は16日、臨時の会見を開きました。【南魚沼市 林 茂男 市長】「最大のショックですよね、まだわかりませんが事実だとすればですね」「冷静に見守ってきちんとした対応をしていかなければいけない」その山口容疑者に対し接待を行った贈賄の疑いで逮捕されたのが、株式会社テレコムベイシスの石川卓容疑者(51)。その部下の一木幸之佑容疑者(35)です。ともに16日朝、送検されました。現在再整備が進められている「道の駅 南魚沼」。南魚沼市・道の駅再整備室によりますと、テレコムベイシスは道の駅の再整備を検討する段階だった3年ほど前から、検討会の支援業務などを受託。これまでに、道の駅を運営する事業者を決める管理運営基準の策定など南魚沼市と5つの契約を結んでいたということです。警察によりますと南魚沼市の職員である山口容疑者に対し、去年5月からことし4月にかけ、6回にわたり飲食店での「接待」を行ったという石川容疑者と一木容疑者。この「接待」についてテレコムベイシスは組織的な関与を否定しました。【テレコムベイシス 新保 賢 社長】「組織としてこの一件に関しまして、組織的に何かがあったということは一切ございません。関与しておりません」「基本的に我々はじめての事業でもございましたから、なかなか専門性のあることですのでかなり2人に依存していたことには間違いございません」また、南魚沼市によると市とテレコムベイシスが締結した5つの契約は、山口容疑者が結んだものではなく、そもそも山口容疑者自身の判断で契約できる立場になかったということです。道の駅をめぐり逮捕者が出たことに市民は……【市民】「信用できなくなっちゃうね」「上に立つ方がそういうことやっているっていうのは信頼感が薄れていくんじゃないですかね」【市民】「税金として支払っているのでしっかり仕事をしてもらいたい部分はあるんですけどそういうのを見ると悲しい気持ちになります」県内有数のスノーリゾートとして国内だけでなく、海外からも多くの人が訪れる南魚沼市。【南魚沼市 林 茂男 市長】Q)道の駅の再整備に影響は?「市の将来発展の大きな核となる事業だと思っているのでこれにつきましてはそういう影響が出ないようにやっていきたいと考えていますけれど……職員にはこれまで同様にその辺の襟をちゃんと正せということをきちんと徹底していきたい」地域の観光の拠点となる「道の駅」が舞台となった今回の贈収賄事件。警察は共犯がいる可能性を含め捜査を進めています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加