自衛隊と米軍などによる大規模な演習が19日から始まりました。民間のインフラを使った兵器の展開が進む一方、各国の高官が参加する開会式などは急きょ非公開となりました。日本の防衛を想定した実動演習「キーン・ソード」は、10月29日まで、国内各地の米軍や自衛隊の施設、民間の空港・港湾などを使って実施されます。日米合わせておよそ5万7000人に加え、オーストラリア軍やフィリピン軍など7か国も参加。20日以降、伊江島補助飛行場周辺の水域では、日米豪3カ国によるパラシュート降下訓練が計画されています。与那国島には、米軍の地対艦ミサイル「NMESIS(ネメシス)」と短距離防空システム「MADIS(マディス)」が初めて展開される予定で、17日、隊員や物資を載せた陸上自衛隊の輸送機C-2が与那国空港に飛来しました。上江洲まりの記者:「輸送機からフォークリフトでゆっくりと物資が降ろされています。発電機でしょうか、今後訓練に使われるものとみられます」防衛省関係者によりますと、ミサイルなどの兵器部分は今後、久部良漁港から輸送される計画です。一方、防衛省は19日、石垣駐屯地で行われた各国の高官らも参加する開会式を非公開とし、日米指揮官の共同会見の予定を取りやめました。吉田永吉 八重山通信員:「現在、駐屯地の中では開会式が行われていますが、外からその様子は見られません」防衛省関係者は、那覇市で起きた強盗殺人事件で米海兵隊員が逮捕されたことが理由だとしています。