歌舞伎俳優の中村児太郎(32)が、知人女性への傷害容疑で逮捕されていたことが明らかになった。10月21日配信の『デイリー新潮』によると、児太郎は10月3日、東京・歌舞伎町のホテルで、知人の26歳女性の顔を鷲掴みにし、平手打ちや引っかくなどの暴行を加えたという。女性は事件翌日に被害届を提出し、児太郎は5日に逮捕。翌6日には釈放されたが、任意での捜査は続いているという。当時、児太郎は飲酒していたといい、調べに対して容疑を認めていると報じられている。「児太郎さんをめぐっては、昨年6月にも妻へのDVが『週刊新潮』に報じられていました。妻とは’21年1月に結婚しましたが、その存在は公にしていませんでした。当時の報道では、妻が顔面骨折などのけがを負うほどの暴力を受けたとされ、児太郎さんの事務所も謝罪コメントを発表。出演予定だった公演は休演となり、妻とは現在も離婚協議中とのことです」(芸能記者)2000年に六代目「中村児太郎」を襲名した児太郎の祖父は人間国宝の七代目中村芝翫(しかん)、父は重要無形文化財の九代目中村福助(65)と、名門一家の生まれだ。’18年にはNHK大河ドラマ『西郷どん』でテレビドラマ初出演するなど、女方の名門「成駒屋」の若手ホープとして将来を期待されていた。そんな児太郎だが、今回の事件をうけて、過去の発言が改めて注目されている。「児太郎さんは、’22年5月28日に公開されたインタビューで、『歌舞伎界は男尊女卑ですよ』と語っていました。尊敬する坂東玉三郎さん(76)や市川海老蔵さん(48)への思いを明かす一方、女性役を演じる『女方』としての考えも語っています。そのなかで、演目『妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)』に登場するお三輪という役に言及。序盤から1時間10分かけて芝居を築き上げても、最後は黒い消し幕で消されてしまうことを挙げ、『立役なら見せ場がありますが、基本的に女性が虐げられているんです』と説明していました。歌舞伎の演目に描かれた時代背景や、舞台上での男女の扱いについて語ったものとみられます。ただ、妻へのDVが報じられた過去があり、今回も知人女性への暴行容疑で逮捕されたことで、当時の発言が改めて注目されることになりました。インタビューでは、自身の性格について、テーブルの上のホコリを指で拭うほど『細かい』と話し、『母には、あなたは結婚できないと言われています』とも明かしていました」(芸能記者)’13年には、父の福助が歌右衛門を、児太郎が福助を襲名する「親子同時襲名」が発表された。しかし、福助が脳出血で倒れたため、現在も襲名は保留となっている。『デイリー新潮』によると、児太郎は今回の件について「どう責任を取ればいいか、本当に自分でもわからない。許されるならば死んでお詫びしたいと考えてしまう」と話しているという。今後は被害女性に誠心誠意謝罪し、弁護士を通じて示談交渉を進めるとしている。歌舞伎の世界における女性の扱いを「男尊女卑」と語っていた児太郎だが、まずは自らの言動と向き合い、女性を傷つけた責任を果たすことが求められる。