セ・リーグ2位で今季を終えた巨人の新監督に、球団OBの松井秀喜氏(52)が就任することが23日、分かった。この日の午後に会見が行われる。「ゴジラ監督」の指揮のもと、来季3年ぶりのV奪回、そして2012年以来遠ざかる日本一を目指す。「ゴジラ」の愛称で親しまれた松井氏は石川・星稜高から、1992年のドラフト会議で4球団競合の末に当時の巨人・長嶋茂雄監督がくじを引き当て、翌93年にドラフト1位でプロ入り。1年目からミスターの熱血指導を受け、MVP3度の看板選手へと成長した。2003年からは米大リーグ、ヤンキースへ移籍。09年のワールドシリーズでは日本選手初のMVPに輝いた。日米通算507本塁打のレジェンド。13年には恩師の長嶋氏とともに国民栄誉賞を受賞。昨年、89歳で死去した長嶋氏はまな弟子の巨人監督就任について、言葉を選びながらも「いずれはやってもらわないとね」と心待ちにしていた。巨人は24年に就任した阿部慎之助前監督が就任3年目の今年5月25日に長女への暴行容疑で逮捕され、26日未明に釈放後、監督を辞任。6月15日に不起訴処分となっていた。橋上秀樹監督代行がシーズン終了まで指揮を執り、阪神とシーズン終盤まで優勝争いを演じたが、76勝64敗3分けの2位に終わり、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージで3位のDeNAに2連敗し敗退。前日22日のドラフト会議は、球団11年ぶりの監督不在で臨んでいた。■松井 秀喜(まつい・ひでき) 1974(昭和49)年6月12日生まれ、52歳。石川県出身。星稜高で甲子園に4度出場。93年ドラフト1位で巨人に入団し、リーグMVP3度、首位打者1度、本塁打王、打点王各3度などに輝いた。2003年にヤンキースへFA移籍し、09年のワールドシリーズでは優勝して日本選手初のMVPを獲得した。エンゼルスなどを経て12年にレイズでプレーし引退。日米通算2504試合で打率.293、507本塁打、1649打点。13年に国民栄誉賞を受賞。18年に野球殿堂入り。右投げ左打ち。現ヤンキースGM付特別アドバイザー。