[22日 ロイター] – ドイツ連邦検察は22日、ロシアのためにスパイ活動を行った疑いで、ウクライナ国籍の男を東部ブランデンブルク州で逮捕したと発表した。ドイツは、ロシア政府によるハイブリッド攻撃が激化しているとみて、対策を強化している。メルツ首相は、こうした攻撃を自国の安全保障に対する最大の脅威と位置付けている。検察はドイツのプライバシー保護規則に基づき、容疑者の氏名をワディム・Yとのみ公表。少なくとも2025年7月以降、仲介者を通じてロシアの情報機関と接触していたと説明した。装甲車や弾薬、爆発物の製造に関する情報のほか、北大西洋条約機構(NATO)東翼の防衛に関わる要員や施設など、軍事関連情報を収集していたという。情報の一部は公開されていたが、それ以外は欧州の防衛産業関係者から聞き出したという。ベルリンのロシア大使館はコメント要請に直ちに回答しなかった。西側当局者らはここ数カ月、ウクライナ支援を阻害するためロシアが欧州各地で破壊工作やサイバー攻撃などのハイブリッド攻撃を仕掛けていると警告している。