山口県美祢市の和菓子店兼住宅で8月、店主の斉藤一正さん(当時80歳)が殺害され、妻(78)も重傷を負った事件で、県警は25日、広島市佐伯区利松1、自称自営業、大倉万輝(かずき)(27)と山口県周南市古泉2、自営業、村岡耕志浪(26)の両容疑者を強盗殺人と強盗殺人未遂容疑で逮捕した。県警は捜査に支障が出るとして2人の認否を明らかにしていない。 逮捕容疑は共謀して8月27日午後5時55分~28日午後5時55分ごろの間、斉藤さんの自宅である美祢市伊佐町伊佐の和菓子店「斉藤製菓」に押し入り、斉藤さんの頭を鈍器のようなもので殴って殺害した他、妻も同様に殴り骨折させるなどし、金庫1個を奪ったとしている。斉藤さんの死因は出血性ショックだった。 県警によると、両容疑者は知人同士で、それぞれ害虫駆除などを担う便利業をしていたと話している。現場までは車で移動したとみられ、防犯カメラの映像などから事件への関与が浮上した。県警は現時点では匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ=匿流)が事件に関与したと認められる状況はないとしている。 事件を巡っては、8月28日午後5時55分ごろ、店舗兼住宅の1階和室で斉藤さん夫妻が血を流して倒れているのを、近くに住む長男が発見。当時、裏口は無施錠だった。【脇山隆俊、松尾雅也】