10月25日午後、静岡県富士宮市の人穴富士講遺跡の敷地内で、乗用車の前に立ちふさがった男性ボランティアガイドを車で押し倒して頭にけがを負わせたとして、山梨県に住む85歳の男が逮捕されました。殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されたのは、山梨県中央市臼井阿原に住む無職の男(85)です。警察によりますと、男は25日午後1時頃、富士宮市人穴の「人穴富士講遺跡」の敷地内において、乗用車を運転中、車の前で制止しようとした富士宮市に住む無職の男性ボランティアガイド(81)に向けて車を進めて男性を引きずって転倒させ、頭にけがを負わせた疑いが持たれています。男性は頭から出血して病院に運ばれましたが、会話ができる状態で命に別状はないとみられます。男は自身が持参した資料とガイドの説明が異なると、ガイドの男性に指摘したことからトラブルになっていました。男性が富士宮市観光課に報告するため男に名前を尋ねたところ、男が名乗らず立ち去ろうとしたため、男性が車の前に立って制止したということです。これに男が腹を立て、立ったままの男性を車で数メートル押して後退させ、転倒させたとみられています。事件直後、関係者から「ガイドと客がもめている。客が逃げそうだ」と110番通報があり、駆けつけた警察官が午後2時過ぎに男を現行犯逮捕しました。調べに対し、男は「転ばしたことは認めるが、殺すつもりはなかった」と供述し、容疑を一部否認しているということです。警察が当時の詳しい状況を調べています。