愛知県岡崎市の会社役員の男性が警察官などを名乗る男らに1億6000万円をだまし取られる特殊詐欺の被害に遭いました。 警察によりますと、8月、岡崎市の会社役員の男性(50代)の携帯電話に配送業者を名乗る男から、男性が郵送した荷物の中から他人名義のマイナンバーカードや通帳などが見つかったので警察官に代わるなどと電話がありました。 電話は警察官を名乗る男に代わり、男性は「あなた名義のキャッシュカードが詐欺事件で使われている」「詐欺の共犯で逮捕状が出ている」などと言われたということです。 その後、男性は通話アプリに誘導され、今度は検事を名乗る男に「あなたが保有している銀行口座に入っているお金が詐欺事件に使われていないか確認する必要がある」「指定する口座に送金してください」「確認が取れたら、お金は返金します」などと言われました。 男からの指示で男性は送金用の口座を新たに開設し、10月17日に3回にわたり合わせて1億6000万円を指定された口座に送金しました。 期日になっても返金がなかったため、男性は被害に気付き、警察に相談したということです。今年、愛知県内の特殊詐欺の被害額は過去最悪を更新するペースとなっていて、警察は「捜査名目で金を振り込ませることは絶対にない」と注意を呼びかけています。