米首都の無料ライブに約6万人集結 ガザなどの人道支援へ約4200万円の募金

ターンスタイル(TURNSTILE)が現地時間10月24日、米ワシントンD.C.のワシントン記念塔前で大規模な無料コンサートを開催し、「NEVER ENOUGH TOUR PT. 2」を締めくくった。会場には約6万人のファンが詰めかけたと報じられている。この公演は、国際人道支援団体ヒューマン・コンサーン・インターナショナル(Human Concern International)が、スーダン、レバノン、パレスチナ自治区ガザ地区で行っている救援活動を支援するために開催された。ボルチモア出身のターンスタイルが当初掲げていた募金目標額は15万ドルだった。しかし、公演のために開設されたクラウドファンディングサイト「LaunchGood」のページによると、10月27日(日本時間)の確認時点で約26万7000ドルが集まっている。現在も募金活動は続いている。ワシントンD.C.公演は、ターンスタイルが米人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』に初出演した直後の10月上旬に発表された。Pitchforkによると、フロントマンのブレンダン・イェーツはステージ上で観客に向けて次のように語った。「僕たちは、このシーンに育ててもらったことに心から感謝している。音楽は、それを作るアーティスト自身を映し出すだけじゃない。その周囲にいる人々や世界、そこにある苦しみや喜びをも映し出すものなんだと、このシーンが教えてくれたんだ」今回のコンサートは、昨年5月に地元ボルチモアのワイマン・パーク・デルで開催された無料ライブにも通じるものだった。当時もターンスタイルはチャリティ公演を行い、メリーランド州を拠点にホームレス状態にある人々を支援する非営利団体「Health Care for the Homeless」のために3万5000ドルを集めている。ターンスタイルは2025年、通算4作目となるアルバム『NEVER ENOUGH』をリリース。2026年の第68回グラミー賞では4部門にノミネートされ、最優秀ロック・アルバム賞と、収録曲「BIRDS」による最優秀メタル・パフォーマンス賞の2部門を受賞した。今年8月には、エルトン・ジョン、スレイター(Slayyyter)、ヘイリー・ウィリアムス、フォー・テット、Nourished by Timeらが参加し、収録曲を新たな形に再構築した『NEVER ENOUGH: VERSIONS』も発表している。一方、元ギタリストのブレイディ・エバートは今年3月、イェーツの父親を車ではねた疑いで逮捕され、殺人未遂罪などで起訴された。その後、より重い第1級殺人未遂罪でも起訴されている。バンドは2022年、「有害な言動を繰り返していたこと」や「暴力を振るうと脅迫していたこと」を理由に、エバートとの関係を断っていた。The Baltimore Bannerによると、今年9月の審理では、エバートは現時点で裁判を受ける能力がないと判断された。2027年1月19日に改めて裁判を受ける能力について審理が行われる予定で、有罪となった場合は終身刑を科される可能性がある。ターンスタイルは次回、11月14日・15日に米カリフォルニア州ロサンゼルスで開催される、タイラー・ザ・クリエイター主催の音楽フェスティバル「Camp Flog Gnaw Carnival」に出演する予定だ。

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