「あなたの口座が犯罪に使用されている」60代男性が2億7200万円相当の金地金を警察官などを名乗る男らにだまし取られる 新潟県

新潟県中越地方に住む60代の男性が、警察官などを名乗る男らに現金や証券を金地金に変えさせられ、約2億7206万円相当をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったことが、27日までに分かりました。警察が詐欺事件として捜査しています。警察によりますと、2026年7月下旬、1人暮らしの男性の自宅固定電話に、東京中央郵便局の局員を名乗る男から「あなた宛ての郵便物から違法薬物が出た」と電話がありました。男性が携帯電話の番号を伝えたところ、その後、警視庁の警察官を名乗る男から連絡があり、メッセージアプリの音声通話へと誘導されました。男は「違法薬物以外の事件でもあなたの口座が犯罪に使われている。逮捕状と資産凍結状が出ている」と告げ、メッセージアプリ上で偽の逮捕状などの画像を送信。さらに「あなたの預金を動かすことで、口座に不審な流れがないかを確認し、検事に身の潔白を証明する必要がある」などと言葉巧みに信じ込ませ、男性に保有していた証券を売却させました。男性は指定されたところに口座を開設し、お金を移した上で金地金を購入させられたということです。その後、男から「自宅に金塊を置くのは危険だ。トクリュウなどに狙われると危険なので、警察で預かる」と指示され、男性は8月中旬から9月下旬にかけて計4回、指示された自宅近くにある無関係の会社の敷地内に金地金を置き、何者かに回収される形で計約2億7206万円相当をだまし取られたということです。相手と連絡が取れなくなったことを不審に思った男性がインターネットで検索したところ、被害に気付いて110番通報したことで事件が発覚しました。メッセージアプリで男性に送信された逮捕状の画像は、消去されていたということです。警察は、「警察がメッセージアプリで捜査を行ったり、身の潔白を証明するために口座へのお金の振り込みや証券の売却、金地金を購入させたりすることは絶対にない」として、「捜査の対象になっている」「お金の話」が出た際はすぐに家族や最寄りの警察署に相談するよう呼びかけています。

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